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君の友だち

Carole King(キャロル・キング) James Taylor(ジェイムス・テイラー)が
そろって来日し、14日から武道館でライブをしているようです。
でも今回はどうやら東京・横浜のみ、3回しか公演がないみたいですね。

そのキャロル・キングの曲に
「君は友だち(You've Got A Friend)」というのがあります。
ジェームス・テイラーもカヴァーして、全米1位、グラミー賞を獲得しています。

私はこの曲を聴くといつも
賢治と嘉内の友情のことを思ってしまいます。

どんなに離れていても、君はともだち・・・。

残された嘉内あての73通の手紙を読むと
賢治と嘉内の友情がどんなものだったのかがよくわかります。

思えば私がふたたび賢治にのめり込むきっかけをつくったのも
この73通の手紙の存在でした。
読むたびに、新しい発見があり
深く考えさせられることも多々あります。

他の誰にも言えないようなことが
心友・嘉内になら、はき出せたしぶつけられたでしょう。
手紙のそこここには賢治自身も意識していなかったであろう
深層心理があぶりだされています。
過去も未来も
そこには詰まっています。

真の友情は心地よいことばかりではありません。
真摯ゆえにお互いに傷つけあうこともあるかもしれません。
それでも、この歌にあるような気持ちが
底には絶えず流れている・・・。
二人の友情はきっと
そんなものだったのではなかったでしょうか。

蛇足ですが、
私は何度も何度もこの曲を聴いたので
門前の小僧習わぬなんとか、で
よそ事を考えていても歌えるようになりました。
(ちょっと自慢&自惚)


    君の友だち

 君が落ち込んで悩んでいるとき
 誰かにそばにいてほしいとき
 そしてすべてが何もうまく行かないと感じるとき
 目を閉じて僕のことを考えてみて
 そうしたらすぐに君のところへ行くから
 真っ暗な夜も明るくするために


 ただ僕の名前を呼べばいい
 どこにいようと君に会いに駆けて行くから

 冬,春,夏,秋
 ただ君は僕の名前を呼べばいいんだ
 そうすればきっときっと君のところに行く
 そう、君には友達が居るんだから


 もしも君の頭上の空に
 凍りついた暗雲がたちこめ
 北風が吹き始めても
 気をしっかりもって僕の名前を大声で呼ぶんだ
 僕はすぐに君の部屋のドアをノックしに行くよ

 ただ僕の名前を呼べばいい
 そうすれば、わかるよね、
 僕はどこにいようと
 君に会いに駆けて行くから

 冬,春,夏,秋
 ただ君は僕の名前を呼べばいい
 そうすればきっときっと君のところに僕は行く


 友達が居るっていいことじゃないか
 人は君に冷たくあたるかもしれない
 君を傷つけ 君を見捨て
 もし君が許せば人は君の魂を奪おうとする、
 そう,でも君は決してそんなことさせないはずなんだ

 ただ僕の名前を呼べばいい
 そうすれば、わかるよね、
 僕がどこにいようと
 君に会いに駆けて行くから

 冬,春,夏,秋
 ただ君は僕の名前を呼べばいい
 そうすればきっときっと君のところに僕は行く
by signaless5 | 2010-04-16 09:30 | 音楽